FC2ブログ

07 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 09

でらブロ、略して、でろ

どうも京寺です、と言う事に最近、恥じらいを感じているが、全裸で神獣ヴァ・ルーダニアのマネをする事には恥じらいを感じていない。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/-- --. --:-- | trackback: -- | comment: -- | edit

近未来SF超バトル小説「桃太郎」 第一章 〜生まれし伝説〜 




むかーし、むかし




惑星連邦の管理する
太陽系から250光年離れた地点にある

D1078漂流天体・サミュエルに
たいへん仲の良い老夫婦がいた




じいさん「フゴフゴ、、ばあさんや
ガンマ線の数値はどうじゃ?」


ばあさん「安定しとる、太陽ニュートリノもほぼ規定値で観測できていますじゃ」


じいさん「フォフォ、ではこれより25秒後に時空凍結パルスを展開する

サミュエルのワームホールハッチを
開けとくれ、わしゃあシヴァカリィと出る」


おじいさんの長年の観察眼は
宇宙空間の微かな電磁波の綻びを
見逃さなかった

ここは、来たる革変を
第一線で迎撃するための防衛地点


おじいさんとおばあさんの二人は
連邦からこの場所へ配属されて以来
ずっとこの時を待っていたのだ、、、


じいさん「シヴァカリィ起動、時空凍結パルス、カウント、、、3、2、1、」


天体サミュエルの内核を利用して作られた
核融合プラズマ高炉から電子の火花が舞い

天体を覆う時空断裂シールドの外側では
全ての原子の活動が停止した



粒子の状態の流動が時間概念ならば
流れを凍結させることで経過を止めればいい

宇宙歴382年 時空操作革命の時代に
流行した言葉だ



ばあさん「軌道ライン確保、射出しますじゃ!」



「芝刈り型凡庸作業兵機・シヴァカリィ」に乗ったおじいさんは
ステーションから勢いよく射出された


機体が衝撃で僅かに震えている

決して自身の手の震えではない
リアルな感覚がそこにはあった



おじいさんはシヴァカリィの機体方向の
微調整を繰り返し保定を行うと

時空断裂シールドの出力を最大にして
パルスのゆらめきに目を細めた


まもなくやってくるだろう、
人類の救済たる波動関数の収束、、


そう、人々はそれを
第一次特異点


「どんぶらこ〜」と呼んだ



ばあさん「今度こそ掴んでみせますじゃ」



静まり返った宇宙空間に
始めは小さな閃光が走った




じいさん「来たぞ!「どんぶらこ〜」じゃ!」


レーダーがエネルギーの反応を捕捉
サミュエルの地殻に立ち並ぶ
各施設内に非常警報が鳴り響く


小さな閃光が
か細い瞬きを燻らせている間に

オペレーターモードを解除したおばあさんは
迅速な動きでワームホールハッチを開口すると


「全手動型河川用洗濯兵機・フローオケ」と共に出撃した



ばあさん「第一波、来ますじゃ!」



言い終えるや否やのタイミングだった



瞬く間に猛烈な波状電磁ノイズと衝撃が
空間を歪ませ、周囲をうねりに引きずり込む


じいさん「ばあさん!時空凍結のリミットはどれくらいある!?」


ばあさん「あと38秒ですじゃ!それよりもこれ以上ノイズをくらえば、シールドの出力が低下しますじゃ!」


閃光が全てを飲み込み

小宇宙を消し飛ばす程のエネルギーが
サミュエルを

そして、おじいさんとおばあさんを直撃している



ばあさん「特異点は!まだかの!?」


いよいよフローオケが展開している
空間断裂シールドの出力が低下し始めた

このままでは逃してしまう!



じいさん「見えたぞ!桃色のエネルギーじゃ!」


第一次特異点・どんぶらこ〜の到来と共に
遂に、2人が待ち望んだものがやってきた


あれは人類の希望、、失敗は許されない



ばあさん「桃色の高エネルギー反応を算出!耐エナジーネット、設置しますじゃ!」


フローオケのシールドはもう
非常時レベルまで低下していた

それでもおばあさんは
残りのパワー出力を全てネットへ注いだ

機体内の電力も底を尽き
スペアバッテリーの僅かな電力に切り替わる


じいさん「かかったぞ!」


おじいさんの言葉を合図にして

おばあさんのフローオケは
耐エナジーネットを回収し始めた

機体が限界を迎えている

それでもおばあさんは
操作をやめることは無かった



だが桃色のエネルギー体が放出する
高圧力のスーパノヴァを抑え込む事が出来ない

おばあさんは覚悟を決めた


ばあさん「駄目じゃ!じいさん!このまま叩き斬っておくれ!」


じいさん「危険じゃ!ばあさん、、!!」


おじいさんは反論したが
おばあさんの目を見て、言葉を詰まらせる


ばあさん「これは長年の悲願じゃ、やるしか無い、、!」


おばあさんの目には強い意志が宿っていた


例え、自分の命が危うくとも
目的を達成するためなら構わない、、


おばあさんの真意を悟ったおじいさんは
すぐに行動に移った



じいさん「分かった!死ぬなよばあさんや!」


シヴァカリィに搭載されている
アンチエネルギーデスサイズが
計算された完璧な弧を描き

桃色のエネルギー体を
耐エナジーネットごと両断する

強い衝撃、


エネルギー体の切れ目から
まばゆいばかりの輝きが放たれる


じいさん「さあ!目覚めるのじゃ!」


おじいさんの言葉と共に
エネルギー体の外膜が引き裂かれ

中から立派な上位生命体が姿を表した



ばあさん「やったか、、!?」

フローオケもなんとか持ちこたえた様だ




じいさん「これが、人類の希望、、!!」



神々しい光に包まれた上位生命体の目が
ゆっくりと開かれる



???「よくぞ私を捉えましたね、私の名は...」








もう無理!!
もう僕、帰っていいですか!!!?

帰る!!
スポンサーサイト
2016/05/28 Sat. 03:18 | trackback: -- | comment: -- | edit

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。