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でらブロ、略して、でろ

どうも京寺です、と言う事に最近、恥じらいを感じているが、全裸で神獣ヴァ・ルーダニアのマネをする事には恥じらいを感じていない。

そして、で、あるからにして、よって、えー 



デスクで肘をついていた。


わっ、と雑音が耳に入ってくる

何人かは通り過ぎるときに
非難の視線でこっちを見ていった

どこかから舌打ちも聞こえた

私は作業中にも関わらず

うっかり、うたた寝をしていた様だ
取り繕うために慌てて
ディスプレイに向き直った

取引先へ発注書を作成しなければ


目立つ事はしてはいけない
ただでさえ殺伐としている室内で

ガンッとデスクが揺れた


驚いて顔を上げる


上司が私を見下ろしている
その表情は冷たい

「お前、ふざけてるのか」


心臓を掴まれたみたいな気分になって
そこで目が覚めた





「どうしたの?」

目の前で派手な女性が
グラスの縁を撫でながら聞いてくる

夜景を見渡せるテラスで

テーブルに並べられた料理を目の前に
私はその女性と向かい合って座っていた

気が抜けていたようだ
彼女の話を何も聞いてなかった

目の前の女性は、また話しだした


「私、留学しようと思う」


どこに?
と聞く前に彼女は続けて話しだす


「 /.."#に留学しようって、
もう親にも相談した」


「え、ごめん、聞き取れなかった」


「だから、 /.."#に留学しようって」


「どこに留学って?」


彼女がいうその留学先の、その単語が
何なのか理解出来なかった

一度も聞いたことのない抑揚と響きが

ザラッと耳を掠めて、
残らず鼓膜から滑り落ちていく


「...... /.."#ー」



真っ直ぐに私を見て、彼女は言った





「../.."#_)),...,_ーー」


周囲のテーブルで会話していた人達も
押し黙って一斉にこっちを見ている

まだ彼女は
聞き取れない言葉を言い続けている


「,_/#.!.,.""(___._/....#」



やめてよ!

と叫びながら私は目を覚ました


その拍子に膝の上に乗せていた
本がどさどさと落ちていく

勢いあまって立ち上がっていたのだ

周りにぶら下がっている人達も
その衝撃でぶらぶらと揺れている

その様子はなんだか間抜けだ

夢くらいでこんなにも
取り乱すなんて、私らしくない


広く真っ暗な図書館の中で
私は揺り椅子に腰掛け

再び本の続きを読もうとした

しかし、人を吊るした釣り糸が揺れ
ギィギィと不快な音を立てるので

その気も失せた

本棚に近づいて
手にした本を戻そうとした時

本と本の隙間から
誰かがこっちを覗いているのが見えた

誰だろう?

本棚の反対側へと回り込んでみたが
誰もいなかった

はぁ、と
ため息が首の後ろあたりで、した
振り返ってみても

誰もいなかった

周りでぶら下がっている人達は
ただぶらぶらと揺れているだけだ

誰だろう?


疑問に思ったところで
目が覚めた




「見えました、先生」

私は体を起こして
先生の方を見た


「おお、で内容は?」

「広くて暗い場所、と、人の気配」

「だけ?」

「はい」


「そうか」


先生は黒い液体を体に浴びながら
そうか、と答えた

「私は、正しいかね?」

先生は黒い液体を浴びながら

黒い液体を撒き散らしながら聞いてきた


「先生はいつも正しいです」


そうか、と答えながら
先生は黒い液体を飲み始めた

机の上にランプが置いてある
私は、ランプを先生に投げつけた

ランプの中の火が、先生に燃え移って
先生は激しく踊りだした

これは本当のことである


これは本当のことである

先生は踊りながら
私に掴みかかる



そこで私は目が覚めた


白い壁に手を付いて
傷の数を数えている途中だったのに

邪魔が入った

ようだ 何で
いつも720315個を過ぎたところで
記憶が飛んでしまうのだろうか

日課だ、これは私の

白い壁に囲まれていて
もうどれくらい経つのか

を数えるのは諦めたので

次は壁の傷を数えているのだ

他にすることがないので
そうしている

記憶が飛んだせいで
どこまで数えたか忘れた

また一から数え直さないと

一度数えた傷がどれか分かれば
こんなに苦労しないのに

まったく、なんでこんな状況に
ふざけてる




「ふざけてるのか」

上司の声が耳に響く
はっ、と体をすくめた

信じられない、このタイミングで
ボーッとしてしまっていた

「仕事、出来ないんだったら帰れよ」


上司はまたガンッと
私のデスクを蹴り、戻っていった

どうして私ばかりが


肩身の狭い思いで
続きの作業に取り掛かる

爪が剥がれて痛い

こんな作業ばかりやらされたせいだ
べりべりべりべりべりべりべりべり

爪ばっかり
どうして

爪と爪の隙間から
誰かがこっちを覗いている


「どうしたの?」

派手な女性が訳の分からない言葉で
聞いてくるせいで忘れた

ぶら下がった人達も
ぶらぶらと音を立てて燃えている

その数を数えるのが日課だ
発注書を作成しなければ



うるさいなーーーーーーーーー
あーーーーーーーーもうーーーーー


黒い液体を浴びながら
私は揺り椅子に腰掛けて


目が覚めた















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2015/06/16 Tue. 08:56 | trackback: -- | comment: -- | edit