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でらブロ、略して、でろ

どうも京寺です、と言う事に最近、恥じらいを感じているが、全裸で神獣ヴァ・ルーダニアのマネをする事には恥じらいを感じていない。

奔走する中規模リザレクション間抜けリットル鉄シークレット 




この部屋は壁も床もすべて


白を基調とした、さほど広くない
縦長12平米ほどの空間で


中央に事務用のデスクとPCがあり
さらにその部屋の中央から少しズレた所を
部屋全体を 別つようにして


一本のベルトコンベアが通っている


ベルトコンベアからは毎日
決まったタイミングで


何の規則性もない
数字の書かれたカードが流れてきて



彼はその流れてきた数字を確認したら
それをキーボードで入力するのだ



ああ、ええと、


彼というのは
その部屋に割り振られている者のことで


やはりこれも
毎日、決まったタイミングで作業を行い
それ以外は何もしないごく一般的な者の事だ


まぁ彼について
彼の個性や人格を「語る」と表記するほど
魅力的で内容のある有意義なものだとは

思っていないのだが


彼の事をもう少し紹介する必要があるだろう



彼は

彼が生きてきた人生という時間を
各行動ごとに仕分けした時に

大部分を占めているであろう

この一連の作業に対して


もちろん
今までなんの疑問も持たなかったし

不平や不満など一度たりとも
抱いたことがないどころか


むしろこの作業に使命感すら持っていた



彼にとってその作業はただ、あー

そう、決して

意味も無く繰り返される非生産的で
退屈な時間消費活動では無く


当たり前のように与えられた
役割であり、そうであるべきだという
権利の象徴でもあったのだ



さて、


ここまではまだ栄光ある感性への
自己認識と最終回答に至るプロセスの
ほんの先端部分なのだけれども、、




彼は未だ作業に没頭しているようだ


あー、あー、聞こえていますかー?



まぁいいでしょう、

どうせ、これから否応なしに
聞かなければならなくなるのだから




(咳払いする音)






えー、彼は、その与えられた役割を
愚直に続ける日々だったのだが




もし、


運命というものが

同じ事柄が不変のまま連続するのを唐突に
捻じ曲げる働きに対して使われる言葉なら


この出来事も、運命と言えるだろう





ある日、突然、
ベルトコンベアから

カードが流れて来なくなった




彼が覚えてる限りでは、その

毎日、決まったタイミングで流れてくる
何の規則性もない数字の書かれたカードが


ベルトコンベアから流れてこなかった日は
一度も無い



どうしよう、じゃあ自分は一体
何をキーボードに入力すればいいんだ!



彼は今まさに固定概念の消失に
直面しているのだ


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2016/01/02 Sat. 15:07 | trackback: -- | comment: -- | edit